Thursday, August 23, 2012

テリー・ギリアム監督の「バロン」を見て





闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.297


未来世紀ブラジルで圧倒的な映像美で全世界のシネフィルを戦慄させたテリー・ギリアムが次に手掛けたのが「法螺吹き男爵の冒険」を原作とするこの映画である。

 けれども男爵が月へ飛んだり、鯨に呑みこまれたりするたんびに、一目千本吉野桜の1本1本の特殊撮影に物凄い製作費が投じられているのはよーく判ったが、お話自体がいっこうに弾まないのが困りもの。大山鳴動して鼠1匹。なんだかんだで印象に残ったのは主人公の2人の役者だけだった。


親交が深いというは言い過ぎで友誼に厚いと申すべきなり 蝶人

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