Tuesday, August 14, 2012

矢口史靖監督の「スウィングガールズ」を見て




闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.295

柳の下にはもう一匹どぜうがいた。ウオーターボーイの後はスイングガールと来たぜ。
これは脚本や監督の演出、役者の活躍をうんぬんする以前にやはり企画の勝利というべきだろう。

 はじめは全然やる気のなかった高校三年生がひょんなことから楽器の魅力に取りつかれ、ジャズのビッグバンド演奏に夢中になっていく。今回の選手は楽譜も読めないのにまたしてもコーチに祭り上げられてしまうも面白い役どころ。

 ラストの東北大音楽祭での演奏はなかなか見せる。この個人プレイ満載のど派手なパフォーマンスが少女ジャズバンド人気に火をつけたことはよく分かるが、通常の吹奏楽の演奏もなかなかに奥が深い事を忘れては困ります。


坊さんの読経に応えアブラ鳴く13日は盆の入りなり 蝶人

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