Tuesday, June 26, 2012

矢口史靖監督の「ウォーターボーイズ」を見て


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.264


よい題名なので、はじめは水泳少年のドラマかと思っていたら、高校生の男子が最後の思い出に文化祭で男子のシンクロナイズド・スイミングをするお話だったので驚いた。

導入からラストまで漫画のようによく出来ているが、いやあ良かった良かった感動ものだねなぞとと言いあって観終わるとなにも残らない炭酸飲料のようなもの。

いつの時代もこういう映画を好む国民がいるということはわかるが、こういう1発ノリの映画が主流になっていき、単館上映の大衆の原像に迎合しないインディーズ映画が廃れて行く国の文化は先が思いやられる。じじつそうなってしまっている。収穫は竹中直人の怪演のみ。やれやれ。

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