♪音楽千夜一夜 第264回
お馴染みソニーの超廉価盤でクーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の名コンビによるモザールの後期交響曲やシュウマン、ブルックナーを聴きました。
70年代のパリで彼らの「リンツ」とマーラーの4番を耳にして思わず落雷じゃなくて落涙したことがあるけれど、こうゆうスタジオ録音ではそういう霊感の降臨はないのが残念無念。やはりベームやバーンスタイン、クレンペラー、ムラヴィンスキー、テンシュタットやクーベリックはライヴで燃える人なのです。
この7枚組だってどれも悪い演奏はないけれど、強いて挙げるならブルックナーの3番と4番が面白かった。が、やはりギュンター・ヴァントには一籌を輸する。彼ならモザールの40、41はもっと感動的な演奏が出来るはず。きっとスタジオでは緊張しまくりだったに違いない。
いきなり誰かに刺されないよう気をつけながら新宿を歩きました 蝶人
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