Wednesday, June 20, 2012

ヘンリー・ハサウェイ監督の「悪の花園」を見て




闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.261

原題は「Garden of Evil」という1954年公開の西部劇映画で、ゲーリー・クーパーとリチャードウイッドマークが、インディアンと戦いながらなんと麗しのスーザン・ヘイワードを取り合いする。

サム・ペキンパー監督の「荒野のガンマン」では死んだ息子を弔おうとモーリン・オハラがもろ肌脱いで男勝りに大活躍するのだが、本作では炭鉱で負傷した夫を助けようとスーザン・ヘイワードがやはり大車輪の活躍をするので、まわりの男どもはみな魅了されて命を投げ出すようになる。

いずれおとらぬファム・ファタール振りだが、ペキンパーがあれほどオハラを脱がせているのだから、ヘンリー・ハサウェイもも少しちゃんとスーザン・ヘイワードをセクスイに見せてほしかったなあ。

ヒッチコックの映画でよく起用されたバーナード・ハーマンの音楽が終始喧しい。



他人の拳銃を捨てさせようと思ったらまず自分が捨てなければならない 蝶人



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