♪音楽千夜一夜 第269回
EMIからの廉価版4枚組CDです。アルゲリッチは不思議なひとで、共演する指揮者やオケが凡庸でも、実力以上の演奏に引き入れてしまうことが往々にしてあるから面白い。
ここではわたしが嫌いなショパンとプロコフィエフの2つの協奏曲をデュトワ指揮のモントリオール響をバックに弾いていますが、そのとおりの化学現象が生じています。ラビノヴィッチ指揮のスイス=イタリア交響楽団とのシューマン、ショスタコではもっと高度な次元で音楽が燃焼していて聴きごたえがある。4枚で1100円のお値段も魅力です。
ピリオド奏法にすれば音楽の生命が蘇るのかよロジャー・ノリントン爺 蝶人
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