Thursday, September 27, 2012

ジョン・ウー監督の「レッドクリフ前後編」を見て




闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.318319

後漢末期の紀元208年、大軍を催した魏の曹操に対して、少数精鋭の蜀の劉備と呉の孫権の連合軍が長江の赤壁で激突した故事を「男たちの挽歌」のジョン・ウーが演出した超大作である。

あらすじはどうでもよろしいが、「三国志演義」や史実ともかなり違うお話になっている。

ともかく水陸両方にわたってともかく弓矢や鉄砲や火の玉が雨あられのように飛び交い、武装した戦士たちがどんどん死んでいく。関羽や張飛などの超人的個人技がソロ演奏のようにフューチャーされるシーンも漫画的に楽しめるし、スーパー大活劇戦闘大スペクタクルを、これでもか、これでもかと最新デジタル3D技術を駆使して繰り広げてくれるので文句なしに面白い。大河や広原で戦闘シーンではそうとう大勢のエキストラが死亡したのではないだろうか。

これらのチャンチャンバラバラは、蜀の劉備の軍師諸葛亮孔明と呉の孫権に仕える周瑜の合従連衡工作に伴う友情とライヴァル意識を軸に展開されるが、なんといっても周瑜の妻を演じる林志玲が愛らしく、結局この映画は彼女の美貌を顕彰するために製作されたようなものである。


現れ出でよ周恩来のような中国人田中角栄の如き日本人 蝶人


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