Thursday, April 26, 2012

ビリー・ワイルダー監督の「失われた週末」を見て




闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.232

1945年の米ハリウッド映画です。

わが国ではアルコール依存症の患者がおよそ30万人もいるそうだが、これも小説家志望の呑んだくれの話。おのれの才能に絶望してなんども何度も酒におぼれていく弱い人間をワイルダーは冷酷に見詰めている。ここにはオーストリアに生まれユダヤ人としてナチに追われた彼のベルリン時代の記憶が、反映されているのではないだろうか。

そんな駄目男レイ・ミランを最後まで見守り励ましてくれる恋人ジェーン・ワイマン(レーガン大統領の最初の妻だった)と兄フィリップ・テリー。忍耐と慈愛に満ちた彼等がいなければ主人公はきっと破滅していたに違いない。そんな一筋の人間の絆をワイルダーは温かく見詰めている。

結局主人公は自分の過酷な体験ともういちど向き合い、痛苦に満ちた表現者となることによって新しい第2の人生を歩み始めるのである。


わが庵の主となりぬ島桜 蝶人



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