Wednesday, April 13, 2011

仏エラート・クラシック「理想の大全集」全100枚を聴いて

♪音楽千夜一夜 第187夜 バッハからベートーヴェン、ショパン、ヘンデル、モーツアルト、ラベル、ヴィヴァルディ、ワーグナーまで主にエラート・レーベルの忘れられた名盤、銘盤を収めた1枚100円を切った豪華超廉価100枚組CDです。 私が大好きなモーツアルトでは、あら懐かしやパイヤール指揮室内管弦楽団のバックでランパルとラスキーヌが共演しているフルートとハープのための協奏曲や、ランスロとパイヤールによるクラリネット協奏曲、マリア・ピレシュとグシュルバウー&リスボンのオケによるピアノ協奏曲、そしてアルミン・ヨルダンとルツエルンのオケによる3大交響曲です。 極めつけはミシェル・コルボとリスボンの名コンビによるレクイエムの静謐でけがれた精神を洗われるような厳粛な演奏で、これはカール・ベームとウイーンフィルの名演と並ぶわたしのフェイヴァリトCDです。 わが偏愛のスカルラッテイのピアノソナタを恥ずかしそうに弾いているアン・ケフェレックのちょっと小粋な演奏も捨てがたい風情があって、こういう録音を出してくれるエラートがなくなってしまったのはじつに勿体ないことでした。 四月馬鹿東京も馬鹿お前も馬鹿 茫洋

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