蝶人戯画録
あまでうすが毎日綴る文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。
Friday, December 22, 2006
九本桜土俵入り
九本桜土俵入り
鎌倉ちょっと不思議な物語22回
太刀洗には、なぜか枝分かれした樹木が多い。
これは根本から九つの枝に分岐した山桜で、春には白い小さな花弁をはらはらと散らせてくれる。
この桜の下を2002年に死んだムクとよく散歩したものだ。
だんだん寒くなってくるけれど、らいねんの春もどうか無事に君の花を眺めたいものだ。
九本刀で土俵入りする横綱には到底かなわないけれど、近くには八本、七本大関も両腕を広げて立っている。
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