Friday, December 15, 2006

あなたと私のアホリズム その2

♪ Wang,Wang!

 後世の歴史家は、防衛庁が防衛省となり、教育基本法が衆院委員会を通過した日についてなんと記すだろうか? 

しかしそれよりも心配なのは、先日米国の科学者が出した「2040年に北極の氷の大半が溶けるだろう」という予測である。

間違いなくこの年までに、わが国は平和憲法をかなぐり捨てて「愛国的な核武装国」に美しく変身し、と同時に日本列島のかなりの部分が海没しているだろう。

しかしわが国のマスコミも、国民もこれらの危険性については異常なまでに平静であるか、あるいは平静を装って♪ラリラリラーン、と楽しい毎日を送っているようにみえる。

これではわが家の愛犬であったか「かわかわのムクちゃん」とおんなじ態度ではないだろうか?

Wang,Wang!



♪ ボーナス

松坂選手が6年間61億円の契約を結んだ日、月収1600円の耕くんは540円のボーナスをもらった。

松坂選手は、「うははは」と笑った。

耕くんも負けずに「あははは」と笑った。

誰にもどっちが幸せなのかは分からない。

そして、誰にも格差社会の行き着くところは見えていない。


♪ 当用漢字という名の言語ファシズム

教育基本法の前の年である昭和21年に、1850の当用漢字が制定された。

どうして妾や奸や妖や嫉や皿や鍋や釜が排除され、拷や隷が入ったのかは誰にも分からない。

どうしてその当用漢字がマスコミで「憲法」化され、難しい漢字がただそれだけでパージされるようになってしまったのか、誰にも分からない。

自分の思想をもっとも的確に表現するためには、漢字や用字用語の制限をとるはらうべきなのに、自由を恐れるマスコミは、自らの手足を縛り、執筆者にもそれを強要するにいたった。

「気狂い」ピエロがどうしてだめなの?

狂っているのは、あんたの方だろ?

それとも、おらっちなのかな? よく分からなくなっちゃった。

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