Thursday, July 28, 2011

アルフレッド・ヒッチコック監督の「ロープ」を見て


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.134

1948年に製作されたヒッチコックのサスペンス映画です。

いきなりロープでの殺人シーンがでてくるのがいかにもヒッチですが、話の中身はジエームズ・スチュアート扮する大学教授の「超人!」思想を真に受けた教え子2人が共謀して、自分より劣る(と思われる)友人を殺害するというもの。1924年に起きた実際の事件を元にしたお芝居を原作にしているそうです。

どんな脚本でも素晴らしい映画に仕上げる名人ヒッチコックですが、ラスコーリニコフ張りの犯罪理論を実際にやってのけた大馬鹿者を当のスチュアート先生がとっちめるという珍奇珍妙なお話を微に入り細にわたってリアルに演出すればするほど台本の底の浅さが露呈されて、これを名匠の傑作として鑑定することは中島誠之助といえども難しいでしょう。

追伸 原発に関する驚くべき情報!

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ガンにならないように麵麭の黒焦げを削る 蝶人

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