Saturday, August 04, 2007

鎌倉ちょっと不思議な物語68回

ハリス記念鎌倉教会

鎌倉駅の東口を出て右折し、海に向かってどんどん歩く。下馬四つ角を過ぎた右側のちょっと凹んだところに、ゴシック調の美しいこの教会が建っている。市の指定景観重要建築物である。

創建は1897年(明治30年)、当初は木造の聖堂であったが、1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊し、現在の聖堂が再建された。

名称の「ハリス」はアメリカのプロテスタント派の宣教師メリマン・ハリス氏の名前にちなんでいるそうで、ハリス氏は隣にある付属幼稚園の設立にも尽力したそうである。

建物の最大の特徴は正面のトレーサリーという装飾を伴った大きな尖塔アーチ窓など初期のゴシック風スタイルにある。

礼拝堂に入ると祭壇上部のステンドグラスが十字架を浮かび上がらせている。家具や調度品のほとんどが創設当時のものだが入口に傍にあるオルガンは比較的最近のものである。(以上鎌倉市シルバーボランティアガイド協会資料による)

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