Sunday, October 14, 2012

ジョン・フォード監督の「三人の名付け親」を見て



闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.329


サザエ「1948年製作の映画だというのに鮮やかな色彩美にびっくり。砂漠の砂嵐をあんなに奇麗に見せてくれるなんて! 「アラビアのロレンス」のデビット・リーンはこの映画を真似したんじゃないかしら。」

マスオ「はじめに出てきたなよなよのオジサンが実は凄腕の保安官だったり、銀行を襲撃した凶悪犯たちが砂漠の真ん中で生まれた赤ちゃんに夢中になるとか、人は見かけによらないというか、思いがけないドンデンガエシがあるのが面白いね。」

カツオ「砂漠の真ん中で生まれた赤ちゃんがイエスキリストで、ジョン・ウエインなんかの3人の悪党が西方からやって来た博士たちのように描かれている。聖書のお告げがバンバン出てくるし、この映画って宗教映画みたい。本当に西部劇なの?」

波平「つまり、基督教原理主義と拳銃こそがアメリカの原点、ということがよく分かる映画なんじゃよ。」


異界との通信に夢中なりスマホ族 蝶人

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