bowyow megalomania theater vol.1
歌いながら洋子は、両手を夜空に高く掲げつつ、細長い身体をゆっくりくねらせながら踊るのでした。
ああ、私の好きだった男の子たちよ
橋爪君、吉元君、黒田君、安田君、相沢君、ヨハン・ヘリベンシエール君、
どこへ行ってしまったの?
どこかで元気にしているのでしょう?
それとも、もうこの世の人ではないの?
私ももうすぐそちらに行くわ
それまで、そこで待っていてね……
そう言いながら洋子は、青白い満月の下で、踊り続けました。
死者たちのため、生者たちのため、ものみなすべてのため、名づけえないすべてのものたちのために、洋子はいつまでも、いつまでも踊り続けるのでした。
第2部たたかい 完
購入限定弐拾四名様痲論一個五百八拾円也為義母 蝶人
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