茫洋物見遊山記第11回
諏訪大神社の階段を下った坂道の向こうにそびえているのが聖ヨゼフ病院です。
もともとは海軍の軍人の病院だったようですが、昭和21年からカトリック女子修道院聖母訪問会という組織に経営が移り、昭和36年に総合病院聖ヨゼフ病院と名称が変更され、平成17年には聖テレジア会に法人名が変更されて現在に至っています。まあそんなことはどうでもよいのですが、この病院にはかつて障碍児歯科があって、私の息子はもとより知的障碍を持つ神奈川県全域の親子が日参したものです。
健常児だって歯の治療は大変なのに、訳のわからんちんの障碍を持つ子の歯を削ったりすることがどれほど忍耐を必要とするかはどなたにも分かっていただけるでしょう。
中には猛烈に暴れる子供もいます。そんな障碍児たちを愛情と慈しみを持って辛抱強く治療に当たってくださったお医者さんと看護婦さんに深甚の敬意と感謝を捧げたいと思います。
高台の上のこの病院の頂きに居ます天使よ
幼く哀れな者たちの魂を安らかにしていと高きところへと速やかに導きたまわんことを!
♪がっつりと見つめ合いたり鷹と我 茫洋
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