消費者主権がますます声高に叫ばれ、消費者自体の個衆化、ミクロ化、多価値複雑分裂化現象が進行すれば、当然マス媒体とマス広告の価値と効果は減少するだろう。
本書はそのマス媒体の中でも特に米国のテレビCMに焦点をあてて最近の動向をレポートしていて参考になる。
Web2.0時代の到来のなかでテレビCMのみならず新聞・雑誌・ラジオ媒体はますます媒体としてのパワーを喪失し、その古典的な媒体形式を変容させるだろう。
しかしそれが直ちに媒体自体の「崩壊」につながるかどうかは予断を許さない。
むしろWeb2.0の進化と提携、同調する新しい形式と内容の、それこそニューメディアが続々と誕生するのではないだろうか。
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