「ジョー、満月の島へ行く」を見た。
いかにもスピルバーグの製作会社アンブリン・エンターメント映画好みのハート・ウオーミングドラマ。
前半の名曲「16トン」をBGMにした暗く悲壮な始まりと、後半からの「マッスケナダ」などを劇伴にしたユーモラスでロマンチッックな展開が好コントラストをなす。(音楽はフランス映画でお馴染みの名人ジョルジュ・ドルリュー)
実際にはありえない非現実的なお話を、アイデアと特撮を駆使して、後味のよいヒューマンドラマに仕上げる手法は、功罪あい半ばするハリウッド映画が受け継いだ陽性の遺伝子であろう。
トム・ハンクスとメグ・ライアンの名コンビでおくるロマンチック・コメディー。かつて消防士だったジョーは、今では嫌な上司と体調不良に悩まされるおちぶれたサラリーマン。彼はあと半年の命と医者から宣告され、やけになって億万長者と南の島の火山活動を鎮めるための“いけにえ”になる契約を交わすことに。そして社長令嬢とともに、ヨットに乗り込み島へ向かうのだが・・・。メグ・ライアンはこの作品で1人3役をこなした。(原題:JOE VERSUS THE VOLCANO)〔製作〕テリー・シュワルツ〔監督・脚本〕ジョン・パトリック・シャンリー〔撮影〕スティーブン・ゴールドブラット〔音楽〕ジョルジュ・ドルリュー〔出演〕トム・ハンクス、メグ・ライアン、ロイド・ブリッジス、ロバート・スタック ほか(1990年・アメリカ)〔英語/字幕スーパー/カラー〕ジ
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