Tuesday, February 10, 2009

世界のオケのライブを聴く

♪音楽千夜一夜第57回

「レコード芸術」の1月号をぱらぱら見ていたら、世界各地のラジオ放送を無料でポッド・キャスッティング聴取ができるようになったという記事が出ていた

最近バイロイト音楽祭やベルリンフィル、メトロポリタンオペラのライブや過去の放送を有料で聴取するシステムができたことは知っている。我が国の新日フィルの演奏が「日経パソコンの特設サイト」で、読響のライブが「第2日本テレビ」の映像で視聴できることも知っていた。しかしニューヨーク・フィルやシカゴ交響楽団までもが無料で最近の、あるいは過去の名演奏をネットで聴かせてくれるようになったとはついぞ知らなかった。

早速昨日からドゥダメル指揮NYフィルのマーラーの5番やピンカス・ズーカーマンの独奏によるクヌセンのバイオリン協奏曲、ムストネン独奏のモーツアルトのピアノ協奏曲11番などを聴きまくっているが、演奏も音質も素晴らしい。

ただひとつだけ残念なのはシカゴ響をバックにモーツアルトの13番と23番の協奏曲を弾き振った内田光子の昨年12月の演奏の再放送期限が2月2日で切れてしまっていること。切歯扼腕とはこのことか。

しかしこれまでプロムスなどをさんざん楽しんできた英国BBC放送局のクラシックチャンネルとあわせて、またしても新しく魅力的な世界が眼前に広がった大いなるよろこびを覚える。

http://nyphil.org/attend/broadcasts/index.cfm?page=broadcastsByMonth

http://www.cso.org/main.taf?p=15,1

大いなる楠の幹を切り倒し横浜への眺望ひろげし仕業を憎む 茫洋

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