Friday, April 16, 2010

ハルモニア・ムンディ盤「宗教音楽選集」を聞き流しながら

♪音楽千夜一夜第128回

独仏ハルモニア・ムンディレーベルが集めた「宗教音楽コレクション」を仕事の合間に聴きました。(最近どういう風の吹きまわしか春一番とともに突然仕事が舞い込んできてブログ書きこみどころではなくなったのです)

ルネ・ヤーコブ指揮のバッハの「クリスマス・オラトリオ」、メンデルスゾーンの「聖パウロス」をはじめウイリアム・クリスティー指揮のヘンデル「メサイア」、フィリップ・ヘレべッヘ指揮のモンテヴェルデイ各種、ケント・ナガノ指揮のバーンスタインの「ミサ曲」など中世から現代までの全70曲を29枚のCDで時系列に刻んだ記念碑的なアーカイヴです。

中ではやはりヘレべッヘ指揮シャンゼリゼ管のモーツアルトの「レクイエム」が聴かせてくれました。どうしようもなく凡庸なケント・ナガノのバーンスタインは、彼の数少ない銘盤のひとつとなるでしょう。

あとの曲や演奏は猛烈に仕事をしていたのでいまとなっては全然覚えていません。ひどいものです。しかしどれも演奏の水準は高く録音も優秀。こんなCDが1枚わずか207円で買えるとはものすごい時代になったものです。

ついでに思い出したのですが、こういう歴史的一大回顧の傑作は、ドイツグラモフォンが2000年に出した「グレゴリアン聖歌から現代音楽まで1000-2000」という壮大なタイトルのコンピレーション(廃盤)で、この12枚組を聴くだけで西洋音楽の歩みがすべてわかった気になれる見事な出来映えです。


ねくねと走るキャメラはわが腸の白きポリープを探り当てたり 茫洋
うねうねと突き進んだる内視鏡わが白きポリープをズキンとちょんぎる
下腹にズンとくる衝撃と共に断ち切られたるわが白きポリープ
目の前のモニター画面の真ん中で断ち切られたり10ミリのポリープ

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